高田中学校

戦後間もなく新制の中学校を開設し、昭和39年（1964年）には県下でいち早く6年制の中高一貫教育をスタートさせました。しばらくは3年制の中学と併設の期間が続きましたが、昭和56年（1981年）には3年制を廃止し、6年制単独の中学校となりました。平成9年から19年までは4年次への編入を受け入れていましたが、残念ながら現在は停止している。難関大学への進学で顕著な実績を挙げ、全国的にも高い評価を得ている学校です。

自主的な進路選択
　本校は東大合格者数で話題に上ることが多いのですが、私たちのほうから強く東大進学を勧めたり、合格者の数を期待しているわけではありません。あくまでも本人と保護者様の希望を尊重しています。私たちの役割は、生徒本人が適切な進路選択ができるように、いろいろな場面で職業や社会全般に関する情報を提供していくことだと考えています。本校の卒業生たちも大学の案内や企業訪問など、各方面から在校生のキャリア教育に積極的に協力してくれています。今年度も4年生のキャリア教育の一環として、夏季休暇中に2泊3日の日程で、グループ別に東大などの研究室、最高裁判所、国会、外務省などの官庁、大手銀行や建設会社などの企業、放送局などを訪問することができました。毎年，この結果をまとめたプレゼンテ－ションを下級生に対して行い学年を超えた繋がりを深めています。

また、本校は医学部への進学が多く、理系の半数の生徒は医歯薬系への志望をもっています。今年度は国公立大学の医学部に35名が合格しました。特に、三重大学医学部には毎年20名前後の生徒が合格しています。中学校に入学の段階から医学部進学を考えて本校を選ぶご家庭も多いのですが、在学中に様々な学習や経験を積む中で、医学部を目指すことを決意する生徒も多いようです。

基礎重視の学習方針
　現在1学年180名で5クラス体制ですが、学習方針はあくまで基礎重視です。難問よりも基礎事項を反復して、徹底させることが重要だと考えています。５年次からは文系と理系の一部の教科で習熟度別にＡ、Ｂ講座に分けていますが、基礎をしっかりと繰り返し学習することで、いずれの講座も確実に実力を身に付け、個人の能力を発揮できるようになっています。

学外での研修
　1年生の比叡山、2年生の志賀高原など5年生まで毎年実施される校外宿泊学習では、学年全員が寝食を共にし、助け合いと思いやりの心を学びます。また、新しい自分に出会う機会でもあります。国際交流も盛んで、オーストラリアとの短期交換留学、イギリスでの語学研修に多数参加しています。

大学合格実績（現役合格のみ）

大学合格実績（現役合格のみ）