神戸高校

神戸高校は、2020年に創立100周年を迎える伝統校で、創立以来「質実剛健」を校訓としています。「神高体操」がよく話題に上る体育祭には、例年600名を越える保護者や地域の人々が観覧に訪れるほど地域に親しまれている学校です。勉強とクラブ活動の両立を目指すことで、自分自身の器を少しでも大きく広げていこうと、あえて「二兎を追う生徒たち」をキャッチフレーズにも掲げています。

特別進学クラスとしての理数科
　本校には普通科のほかに理数科があります。毎年前期選抜、後期選抜とも高い倍率ではありますが、後期選抜においてはほとんどの受検生が第2志望を普通科で受検しています。理数科の名称が示すように理系志望の生徒が多いですが、文系志望の生徒にも対応できるカリキュラムとなっています。英語、数学については2クラスの生徒を習熟度別に3つの講座に分けて、より少ない人数で細やかな授業を行っています。普通科は2年次から文系・理系に分かれますが、6クラスのうち例年文系が4クラスに対して理系は2クラスで、2，3年次は、「発展」文系1クラスを編成します。なお、理数科が国公立大学を目指す「特別進学クラス」という位置づけではありますが、普通科からも三重大学、三重県立看護大学などを中心に、国公立大学へ多数進学しております。

キャリア教育の推進
　本校は鈴鹿医療科学大学、三重大学、名古屋工業大学との高大連携事業を実施しています。夏季休業中に大学の研究室で実習し、その成果の発表をするほか外部講師による講演会を行います。26年度から就業体験支援事業として「しごと密着体験」（ジョブシャドウイング）も実施しています。今年度は2年生の希望者が7月末に各職場を訪問して、半日ほど現場の仕事を観察させていただきました。訪問先は、市役所、中学校、介護老人保健施設などです。半日程度と短い時間ですが、参加した生徒は実際の職場の様子を間近に観察することで、仕事に関する認識を深め、働くことの意義を考えるいい機会になったようです。

国際交流活動
　韓国のピョンジョム高校との交流事業も進めており、今年は韓国から15名の生徒が来校されます。４日間の滞在期間中に本校の生徒と一緒に授業を受けたり、工場見学や伝統産業会館での体験研修を行ないます。ホームステイも体験してもらい、お互いに交流を深めます。

クラブ活動も活発
　部活動も盛んで、今年度は山岳部、陸上競技部が全国大会に出場しました。卓球部、水泳部、吹奏楽部、演劇部なども東海大会等に出場するなど毎年優秀な成績を収めています。

大学合格者数（現役合格のみ）国公立大学

大学合格者数（現役合格のみ）私立大学

入試倍率推移（H20～H30）

卒業生進路割合